どっちがいいの?おすすめは?
結論、”ITエンジニアになる”のがおすすめです。
今回の記事は、過去の自分自身に向けた内容になっています。
筆者は高卒→フリーター→経理→ITエンジニアという経歴ですが、当初は経理とITエンジニアで悩んでいました。
その後、経理になって結局エンジニアになりましたが、今回はそんな筆者の実体験や後悔を元に書いてみました。
経理とITエンジニアの違いを7つ比較してみた
まずは、どっちが仕事をしていて楽だったなど、過去の自分が知りたかったであろう7つの項目を比較してみました。
仕事が楽なのはどっち?
経理でした。
経理は基本、ルーティンワークの繰り返しなので、慣れると楽です。
締め日や決算は忙しいですが、それも月単位、年単位で見るとルーティンワークです。
もちろん税務調査対応や新しい制度への対応など、特殊な仕事もありますがごく一部です。
ITエンジニアは仕事内容によりますが、開発はいわずもがな、保守でも障害対応などのルーティンワーク以外の業務が重ためです。
脳死で仕事ができるルーティンワークの多い経理の方が楽だと思います。
未経験から転職するのに楽なのはどっち?
ITエンジニアです。
ITエンジニアの場合は無料スクールなども多く、未経験からエンジニアになるルートが整っています。
業界全体が人員不足と言われているのもあり、未経験でも仕事を探しやすいです。
経理の場合はルートが整っていなかったり、そもそも未経験可の求人数も少ないので難しいです。
人間関係が楽なのはどっち?
ITエンジニアです。どっちかというと。
経理の場合は、主に社内の特定の人たちと深く関わっていきます。
特定の人たちとのみ関わるので人見知りにはいい反面、深い人間付き合いがITエンジニアより求められます。
ITエンジニアの場合は、働き方が様々ですが、どちらかというと広く浅く関わることの方が多いです。
プロジェクトごとに人が入れ替わったり、転職が多いのも理由です。
働き方もさまざまで、対面での人付き合いがないリモートワークもあるので、人付き合いが軽めでもなんとかなります。
年収が上がりやすいのはどっち?
ITエンジニアです。
業界全体的に人手不足なのもあり、需要もあるのがITエンジニアです。
筆者個人の経験だと、1年で100万円近く上がりました。
経理の場合は積極的に資格を取ったり転職して年収を上げていく必要があります。
ITエンジニアの方がエスカレーター式に年収が上がりやすいです。
残業が多いのはどっち?
どちらも同じくらいで、平均20~30時間と言われています。
筆者の場合は現在のITエンジニアの仕事が残業ほぼゼロで、経理時代より少なくなりました。
経理に関しては、月末月初や決算期は忙しくなるのでほぼ残業が必須になってきます。
もちろん大変ですが、事前に忙しくなる時期がわかりきっているという面では良かったです。
ITエンジニアは昔だとかなりブラックが多いイメージでしたが、今では比較的クリーンな会社が多いです。
ただ、プロジェクトが炎上したり、緊急リリースが必要になるなど突然残業が必要になる場面はでてきます。
在宅勤務がしやすいのはどっち?
圧倒的にITエンジニアです。
経理でもリモートワーク可な職場も出てきましたが、100%リモートはかなり少ないです。
出社が必要な職場が圧倒的に多く、リモートで働きたい人にはおすすめしません。
ITエンジニアの場合はリモートで働ける職場がかなり多く、筆者も未経験からフルリモートになれました。
業務外の勉強が楽なのはどっち?
経理です。
経理の場合はぶっちゃけ勉強しなくてもなんとかなります。
もちろん勉強するだけアドバンテージですが、必ずしも必須ではありません。
ITエンジニアに関しては、業務外での勉強がかなり重要というかほぼ必須になってきます。
プライベートは勉強したくないという人にとっては、就職後は経理の方が楽です。
経理よりITエンジニアがおすすめな理由は?
経理かITエンジニアになるかで迷っている、20代で高卒フリーターの場合は、間違いなくITエンジニアを選ぶのがおすすめです。
理由は次の3つです。
・フリーターから経理になるのは超大変
・ITエンジニアなら未経験でもなりやすい
・「会計知識のあるエンジニア」より「パソコンに強い経理」の方が重宝されやすい
最初の2つは上で説明したとおりですが、”特に非正規から未経験で経理になる難易度がかなり高い”ので、おすすめしません。
最後の“「会計知識のあるエンジニア」より「パソコンに強い経理」の方が重宝されやすい”に関して。
これは経理とエンジニアでキャリアを変更する可能性を視野に入れたい、または両方やってみたい方への意見になります。
ぶっちゃけ経理経験はITエンジニアの実務で活かせる機会がありません。
役員などになり、経営に参加するようになれば会計の知識は活かせると思いますが、下っ端時代だと活かせる機会は基本ないです。
同様にIT知識も経理ではあまり活かせませんが、パソコンにはかなり強くなります。
経理は大半の業務をパソコンで行うので、パソコンに強いというだけで大きなアドバンテージです。
キャリアを変更するリスクは、前職の経験が活かせない点にあります。
でもITエンジニアから経理への転職なら強みを活かせます。
IT化が進む今後の時代ではむしろその後のキャリアでも希少な経験としてプラスに働く可能性が高いです。
なのでITエンジニアになるのがおすすめです。
まとめ:経理とITエンジニアで悩んだら文系でもITエンジニアがおすすめ
経理とITエンジニアに関して、個人的な経験を元に比較してみました。
もちろん職場の環境によって変わる部分は多々あります。
なので悩みどころだと思いますが、悩んでいるのならITエンジニアがおすすめです。
無料のスクールから行ける会社って結構ブラックなイメージでしたが、意外とホワイト企業も多いです。(体感だと7割はふつう~ホワイト)
最初からフルリモートは正直運が良かったですが、根気強く転職活動をすれば全然紹介してもらえます。
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